交際を断りたい時
告白されるのは相手が誰であっても嬉しいものですが、好きではない相手から告白されると逆に困ってしまいます。
振られる方はもちろん辛いのですが、振る方も相手を傷つけないように気を配らなくてはいけませんし、今後の付き合いがあれば色々悩んでしまうので、大きな負担を抱えることにもなります。
告白されて交際を断りたいときは、当日か最低でも3日以内に連絡するようにしましょう。待たせると、その分期待させてしまうので、振られたときの失望感が大きくなります。相手のことを思いやるなら、気が重いかもしれませんが早めに伝えましょう。
何度かやり取りをしたり、何度も会ったりしている関係の場合は、「ほかの人と付き合うことになりました」と伝える方法がオススメです。
元カレや元カノと復縁したというパターンもありえます。
この伝え方の場合は、お断りする原因があなたにあるので、自分が悪者になることで相手の気分を必要以上に害することを防げるはずです。
「あなたのことは好きだったけれど、付き合う人ができてしまった。」「もっと仲良くなりたいと思っていたのですが、勝手な話で申し訳ないです。ごめんなさい…。」という内容なので、相手を傷つけることはありません。
「きっとすぐにいい人が現れると思います。短い間でしたが、本当にありがとうございました。これからも応援しています。」という文も付け加えてフォローしてみましょう。
お断りする時に、忙しいことを理由に連絡をしなくなる方法もオススメです。
「急に仕事が忙しくなってしまったので、しばらくお会いするのは難しそうです。また落ち着いた頃に連絡します。」
とメッセージを送り、連絡をしないまま自然消滅を狙うのも常套手段です。
勘のいい人なら、このメッセージを読んだだけで脈がないことを悟ると思います。
相手を傷つけずに断るなら、相性の悪さを理由にするのもオススメです。
相手を褒めつつ、「でもそこが合わない」と伝えるのが効果的かもしれません。
「とても気配りのできる方で、いつもスゴい人で尊敬できる人だなと思っています。ただ、そんな方だからこそ、私とは少し合わないなと感じました。こんな私より合う人がいると思います。」
こういう断り方なら、相手を傷つけることはないでしょう。
感謝の気持ちを伝え断る理由を明確に伝える
感謝する言葉から話し始めてください。最初に「私のことをそんなふうに考えてくれてありがとう」「気持ちは嬉しかったけど」などの言葉を伝えてから本題に入ると、同じことを伝えても印象が違って聞こえます。
この一言があると、相手の心の中でクッションの役割をはたし、決定的な言葉を受け止める時のショックを和らげてくれるはずです。
そして、相手に期待をさせたり誤解させてしまっては、お互いにとってマイナスでしかありません。はっきりと断る言葉を伝えることが大切です。
どんなタイミングでどんな言葉を選んでも、相手からすれば「あなたに断られた」という事実は変わりませんし、その事実だけで相手の気持ちが傷ついてしまうのは、仕方がないかもしれません。でも、人を傷つけても平気でいるようなら、本当に大切にしたい人の大切な気持ちに気がつけなくなってしまいます。
好きでもない人から告白されることを面倒などと思わずに、どんな時も相手を思いやる気持ちを忘れない・・・その心がけと経験の積み重ねが、よい恋愛(=良い人間関係)へのプロセスになります。
相手を傷つけない
ご縁のなかった相手にお断りするのは仕方のないことですけど、できるだけ相手を傷つけないように配慮するのは大切なマナーです。
もし、自身が断られた時はショックを受けると思います。
相手を傷つけるような言い方をしたり、付き合う気がないのにズルズル断らずに引き延ばすのはマナー違反なのです。
自分がされて嫌なことを、相手にしてはいけません。
「断る」ということは、本当にそのご縁を手放すということになりますので、よく考えて結論を出すようにしましょう。
お互いに大人であり、ご縁がないこともある・・・ということは理解はしていますので、断る場合は速やかに失礼のない断り方をするように。