課金目的のアプリ詐欺
マッチングアプリ詐欺とは、マッチングアプリで出会いを求めている人たちを何らかの悪質な手口を使って、不当にお金を騙し取るという犯罪行為のことです。
マッチングアプリにいる詐欺師の見分け方と対策
プロフィール写真の人物が美男・美女すぎるという場合には、マッチングアプリ詐欺の疑いがあります。
詐欺師は、常時マッチングアプリを悪用して騙せそうなユーザーを漁っています。
まず最初に被害者と接触するためには、相手の目に留まる必要があるでしょう。
そこで、誰が見ても容姿端麗な人物の画像をプロフィール写真に設定している可能性があります。
イケメンや美女ばかり・・・ということですが、現実にはそんなことはありえません!
そんな人達は、出会いアプリを利用する必要がないのですから。
実際は、ネット上から無関係な第三者の顔写真を無断で流用していたり、画像生成アプリによって架空の美男・美女を作り出していたりするおそれがあります。
マッチングアプリで出会った相手からのメッセージがあまりにテンプレすぎる場合には、詐欺師の可能性があります。
※テンプレとは、定型文・ひな形のことです。
マッチングアプリを悪用する詐欺師は、被害者に送るためのメッセージについてはひな形・定型文を作成しておき、それをコピー&ペーストして多用していることがあります。
詐欺師は多くのユーザーに対してメッセージを一斉送信している可能性が高く、また相手からの返信には目を通していないケースもあります。
なので、何らかの違和感はみつけやすいと思います。
おそらく会話がかみ合わないので。
最初に送ってくるメッセージが、定型文のコピペのように感じる場合には、やり取りを続けるのは危険です。
プロフィール内の情報ややり取りの間に矛盾が多い場合には、詐欺師である可能性があります。
相手の職業・経歴、居住地などについて、発言内容が一貫していないことも詐欺の特徴です。
日本の大企業に勤務しているはずが、いつの間にか海外で事業を行っている実業家になっていたり、発言内容に食い違いや矛盾が目立つ場合には、距離を置く必要があるでしょう。
詐欺アカウントの場合には、複数の設定を使いまわしていたり、AIによる自動生成したりしてメッセージを送ってきてるものもあります。
相手の話に矛盾が多すぎる場合には、それ以上相手とやり取りをしないようにしましょう。
アプローチが積極的すぎたり、情熱的な言葉を何度もかけてくる相手にも注意が必要です。
明らかに出会いを求めている人を引き付けようと、やり取りが始まって比較的短い期間であっても、甘い言葉や結婚を匂わせる言葉を多用して積極的に口説いてくることがあります。
そのため、頻繁に「愛している」「今すぐ会いたい」など熱烈なアプローチをかけてくる相手は危険です。
普通に考えて、出会った顔も知らない相手から積極的に恋愛や結婚のアピールをされるなんてことはありえませんから。
常識的にありえないことは、ありえないのです。
マッチングアプリで出会ってすぐお互いあまり知らないにもかかわらず、すぐに会いたがる場合には、美人局などの可能性があります。
逆に、いくらやり取りを続けてもまったく会いたがらない場合にも、ロマンス詐欺である可能性があります。
テレビ電話などで顔を見せて通話することも頑なに拒否する相手も、素性を偽っている可能性があります。
このように「すぐ会いたがる」または「まったく会いたがらない」という両極端である場合には、疑ったほうがいいです。
出会い系サイト・アプリの登録料や使用料が無料として広告しているにもかかわらず、知らない間に課金されていたり優良オプションになっていたりして料金を請求されるというものがあります。
「間違って登録してしまった」と思ってすぐさま解約しようとするユーザーに対しては、高額な解約金・違約金を請求してくるという悪徳事業者も存在しています。
そういうアプリには、お金を払う必要はありません!
すぐ、弁護士か国民生活センターに相談しましょう!!
返金請求に関する注意事項
近年、詐欺の返金請求において「弁護士による着手金の二次被害」が数多く発生しています。
着手金とは、弁護士が案件を委任した際に発生する、いわゆる手付金のようなもので、先払いで支払う弁護士費用となっており、返金成功の可否に関わらず原則返金されません。
この着手金を悪用し、弁護士が詐欺被害者に対して高額な着手金を請求し、着手金を受け取るだけで返金請求が進まないという・・・悪質極まりないと言える事例が発生していて、弁護士会でも非常に問題になっています。
不正な着手金受領によって懲戒処分となる弁護士も多く、中には名義貸しなどの違法行為によって警察に逮捕されてしまった弁護士も実際に現れてきています。