決断力
社会人になると、すべてが自己責任になります。
それは、「出会い」も同じで、自分から行動した人から順に、条件に合った出会いをつかみます。
婚活を長く続けている人ほど、良くも悪くも見る目が肥えてしまい、これまでに出会ってきた人と、今目の前にいる人をどうしても比べてしまいます。
「まだ見ぬもっと良い人に出会えるかもしれない!」という、“もっといい人いるかも病” になってしまうと、なかなか交際の決断ができません。
まだ出会っていない人へ期待を膨らましたところで、本当にそんな人はいるのでしょうか?
仮に出会えたとして、あなた自身が「選ばれる側」としてふさわしい人になっているでしょうか?
“もっといい人いるかも病”の人は、目の前に素晴らしい人がいてもそれに気が付かず、せっかくの素晴らしい出会いのチャンスを逃してしまいます。
一人ひとりとの出会いを大切にして、目の前にいる人の「良い所」を沢山見つけることのできる人の方が、素晴らしい出会いを掴むことができます。
大事なのは、出会いの「数」ではなく、出会いの「質」
マッチングアプリでは、一度に複数人の人との出会いが可能になります。
出会いの数が多いほうがいいかといえば、それは全く違います。
むしろ、出会いの数が多ければ多いほど、「迷い」が生じ、誰と交際するのか「決断」ができなくなるからです。
マッチングアプリは特に女性に大量のいいねが来るため、やり取りする人・しない人を瞬時に判断しなければいけません。
決断力の高い人は苦にならない作業でも、優柔不断な人はなかなか決められずに疲れてしまいます。
かといって、「いいね」をくれた男性全員とマッチングをしてしまえば、大量のメッセージのやり取りに向き合わなければなりません。
さすがに、それは無理があります。
そのため「選ばない」という選択肢はなく、毎日決断をし続けているうちに、マッチングアプリに対する面倒臭さも感じ、婚活自体が嫌になってしまいます。
マッチングアプリでやり取りをする男性を判断するときは、事前に連絡する人の条件を決めておくと、その条件に合っているか合っていないかを機械的に判断するだけでよくなるので、決断がスムーズになります。
ご縁があり、素敵だなと思うようになっても、交際への一歩を踏み出せないと結婚へは近づけません。
何かと理由をつけて交際を決断できずにいると、どんどん時間ばかり過ぎていきます。
ただし、自分に合う相手を見極める力は、経験を積むことで磨かれていくものです。
恋愛経験が少ないと、自分の判断に自信が持てないこともあるでしょう。
その場合は、ほかの人ともお試しデートしてみることをおすすめします。
比較対象があることで、1人目との相性をより明確にできるでしょう。
会うことに慎重になりすぎないよう注意
マッチングアプリでは、初デートは初対面になります。
好きにならないうちから「付き合えるのか、どうなのか?」をお互い判断するわけです。
好きでもない相手に対して、メッセージをマメに返したり、デートのお誘いをしなければいけません。
メッセージで好印象な相手ができたら、なるべく早めに会って相性を確認しましょう。
マッチングした人が、本当に安全な人なのかどうかを見極めるということが必要になってくるのです。
また、メッセージだけでデートする相手を1人に絞ろうとするのも、よい出会いを遠ざける原因となります。
やり取りする相手が増えるにしたがって、次第に条件だけを比較するようになってしまいがちです。
マッチングアプリは出会いのきっかけにすぎません。
付き合える相手か判断するには、お互いにじっくり向き合う時間が必要なのです。
アプリで出会った人と付き合う決め手
マッチングアプリは初対面から付き合うまで、スピーディーに進展しやすい傾向にあります。
相手の内面を把握して信頼関係を築くのに十分な期間があるとはいえない中で、「この人だ!」と確信する決め手はどのようなものでしょうか。
まず、一緒にいて心地よいかどうかが一つの判断基準となります。
正式なお付き合いを考える人ができたら、丸1日かけてデートしてみましょう。
気の合う人とは、どれだけ長く一緒にいても疲れません。
笑い合うときはもちろん、ただ寄り添っているだけでも「楽しい」と感じられます。
例えるなら、背伸びをして着るドレスやスーツではなく、着慣れたリラックスウェアのような人です。
逆に、一緒にいて悪い意味でソワソワしてしまうのであれば、相性はあまりよくないのかもしれません。
付き合う上で、お互いの金銭感覚が合うかどうかは重要なポイントとなります。
結婚を視野に入れたお付き合いであれば、より慎重になるべきでしょう。
収入があった分だけつかってしまう人は計画性がないかもしれませんし、1円まで割り勘しようとする人は、無駄な出費を一切しないタイプなのかもしれません。ただ、デート中は相手によく思われたくて頑張っている可能性も考えられます。
本当の金銭感覚を知るには、相手のライフスタイルについてよく話を聞いてみるとよいでしょう。